青春18切符で四国へ旅行 2009年8月15日（土）

高校生になって初めての夏休み。どこかへ旅行に行きたい、それものんびりと。この願いを叶えてくれるのが青春18切符。1日1人分2300円で普通列車ならどこまでも行ける切符です。今回は四国の瀬戸内海沿いを西へ伊予西条まで行きました。本当は今年山陰に行く予定でしたが台風の影響で山陰各地に被害が出ていたので急遽、四国に行くことになりました。なお、山陰へはこの旅行の翌年に行きました。その時の旅はこちら




●岡山7時55分～高松8時50分　快速マリンライナー●

岡山と高松を結ぶ快速マリンライナーです。2003年より5000系＋223系の編成になりました。高松寄りに連結されている5000系は2階建てで1階席は指定席、2階席と先頭展望車はグリーン車指定席となっています。青春18切符は普通、快速に自由に乗ることができますが、普通・快速列車の指定席、グリーン車指定席には乗ることができないのでご注意ください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　5000系を横から撮影。西日本で2階建て車両は近鉄30000系ビスタカー、京阪8000系とこの5000系だけです。5000系のドアの位置、座席の配置から京阪8000系に似ていると思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岡山を発車すると右手に吉備線と別れ、山陽本線を橋梁で越え、山陽新幹線の下をくぐり瀬戸内海を目指し快走します。今年4月から一部の路線が複線となったので、列車の行き違い待ちはこの列車にはなく、田園地帯を高速で駆け抜けます。茶屋町で宇野線と別れ、本四備讃線に入り瀬戸大橋を目指します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　児島でJR西日本からJR四国の乗務員に交代し、瀬戸大橋を渡ります。本州四国連絡橋は大鳴門橋、瀬戸大橋、西瀬戸連絡橋（しまなみ海道）の3つがあり、瀬戸大橋は唯一列車が通っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　瀬戸大橋を渡り終えると大きな短絡線？があり、ポイントを左に曲がり、坂出へと進みます。ポイントをまっすぐ行くと宇多津、多度津方面に行くことができます。左にカーブしながら進んでいくと、右手より予讃線が合流します。まるで近鉄の中川短絡線のでかいバージョンみたいな感じでした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　坂出から最高時速130kmで讃岐平野を疾走します。岡山から約55分で終点の高松に到着。高松駅は予讃線、高徳線の終点で行き止まりホームとなっています。行き止まりホームに多彩な列車が多く停まっていたのでいかにも終着駅だという雰囲気がありました。

ここ高松駅は四国で最長の路線、予讃線の起点駅です。ここから終点宇和島まで完全走破する列車が一日2往復の宇和島行き特急いしづちで、宇多津で岡山からの特急しおかぜと連結して一緒に運転します。しかし今日はお盆の繁忙期だったので特急いしづちはほとんど多度津までの運転で、宇多津で特急しおかぜに連絡する形になっていました。



 ●高松9時13分～琴平10時38分　普通列車●

次は讃岐うどんで有名な琴平へ行きます。琴平まで普通列車ですが約1時間25分もかかります。途中の端岡で快速マリンライナー、鴨川で特急しまんとに抜かされました。坂出を出ると先ほどの短絡線を今度はまっすぐ行き、宇多津に入線。宇多津を出ると3駅で多度津に到着。高松からの列車はここまでで、ここから琴平行きに乗り換え。多度津を出ると予讃線と別れ、四国山地に向けて走ります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終点の琴平に到着。電化区間はここまで。ここからは非電化となります。
行き止まりのホームに停まりました。

琴平は讃岐うどんで有名。
讃岐うどんはコシが強いのが特徴。なお、香川県ではうどんつゆのことを「だし」と言うそうです。
見た目はシンプルですが食べてみるととてもおいしかったです＾＾





●琴平11時14分～多度津11時45分～観音寺12時15分　快速サンポート、普通列車●

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　琴平から多度津まで来た道を戻ります。
多度津で予讃線に乗り換え、普通列車で観音寺を目指します。　乗車した車両は6000系でドアのチャイムがJR東日本のような音でした。




●観音寺12時41分～伊予西条13時53分　普通列車●

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　観音寺から2両編成のワンマン列車に乗車。ここから本数が毎時1本となります。
左手には四国山地が広がります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しばらくすると、右手には瀬戸内海が見えてきます。
川之江の手前で愛媛県に入ります。今日は曇りだったので残念ながら瀬戸内海の島々の綺麗な風景を見ることができませんでした。
朝早かったので眠気がきてうとうと・・・。気がつくと「次は伊予西条です」というアナウンスが流れていました。

伊予西条に到着。今回の旅行でここが最西端となります。
駅の南側は四国山地最高峰である石鎚山の姿がありました。西条市は国の名水百選にも選ばれている「うちぬき」という地下水があり、カブトガニでも有名な町です。
予讃線の普通列車はここで運転系統が分かれています。そのためほとんどの普通列車がこの駅発着となっています。




●伊予西条14時27分～岡山16時11分　特急しおかぜ20号●

さて、帰りは乗車券、特急券を購入し、特急しおかぜで一気に岡山へ帰ります。やってきたのはJR四国を代表する8000系特急車。小中学校時代から乗ってみたかった列車です。
列車に乗車しましたが自由席がものすごく混んでる！座れるのか！？と思った矢先、1席だけ窓側の席が空いていました！喫煙席でしたが・・・

約1時間40分で終点の岡山に到着。普通列車でのんびり来た道を特急で帰ったのでとてもはやく感じました。
岡山に着くとなんとキハ65系エーデルがいました！最後の最後に臨時列車に会えるなんてどんだけ運がいいんだ俺！＾＾
今回の旅はここまで。とてもいい旅でした！また時間があれば青春18切符で旅行してみたいものです。